図師雅人|いしを できるだけ 遠くへ うつす 方法(1)

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アトリエメンバーの図師雅人が、「いしをできるだけ遠くへうつす方法」と題した自主企画展を本年度三ヶ月に一度ぐらいのペースで行います。
全四回にわたり、作家の活動を原理的かつ実験的に捉えなおす試みとなります。
 
 
「いしをできるだけ遠くへうつす方法(1)」

2015/5/23(土)-6/7(日) 土日のみ
13:00-19:00

会場:float
入場無料
※会期中一部展示替えあり

お問い合わせ
masahitozushi@gmail.com

作家ウェブサイト
http://www.masahitozushi.com

 

〜いしをできるだけ遠くへうつす方法〜
 

何かを作り出すということは、記号を産み落とし世界に向けて送りだすということだ。
他者と、時間の推移の関係によって変動する解釈とその流通の世界へと。

その前提としてあるのは、ある種ドメスティックな関係性。
作品と、それを作り出す者との親密かつ閉塞的な関係性がその最小単位となる。
しかし、「無からは何も生じない」
この格言が示す通り、
何かを作るためにはそれに先行する思想、視覚情報、知識、環境といった
複合的な土壌がその者に備わることが必要となる。
この土壌を形成する要素は、だがまた記号だ。
幾つもの性質をもち、社会性と歴史を獲得した記号の大群。
それを自らの思考と身体、物理的かつ生理的、
また精神性を連合させる人体という複雑なメディウムに介在させることで、
抽出あるいは昇華、濾過、圧縮…、
いずれにせよ何らかの手段によって為された、
作品という名の新たな記号が生まれる。
変遷を辿ることを運命付けられて。

このひとつの記号は、あるひとつの時点と断面だ。
それはチャールズ&レイ・イームズの「Powers of Ten」が掲示した世界の視点のごとく、
巨視と微視からなるこの双方向に向けられた連綿たる運動に組み込まれて在るだろう。

幾つもの先行条件に身を晒しつつ、
記号を産出する者として自覚を持ち、ある時点と断面の属性を設定すること。
この行為に宿る主体性とは何だろう?
作品という「ここ」に「宿す」という行為において、脈々たる記号の堆積を負いつつも、
なおそこで選び抜かれる手段のその選択と決定とは何だろう?
そこでは作者のアウラの存在を問われているのではない。
記号が晒されるその膨大な解釈とそれに応じた流通に対する賭け金としての、
多重に移ろう主体性をこそ問われる。
つまりこの主体は記号が辿る運動の中で分化を余儀なくされ、
だがまたそれを糧とし信託される主体は、その先に待ち受ける未来を得ることが叶う。

自らが作り出すモノが、既定されること(過去)を前提とし、
改編されること(未来)をまた前提とする。
質量を十分にもつ、いしをできるだけ遠くへうつす方法。
今にあって私は、これを試みなければならない。
 
 

図師 雅人

(制作メモより抜粋)
 
 

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小野冬黄展『絵の背』

木目シールを木材に、フローリングシートを天井や壁に貼付ける小野冬黄の作品は、
その何気ない所作だけで物や空間に新たな別の風景を与えます。
今回、住居/アトリエであるfloatにて彼女の個展を開催致します。

【会期】2013年3月の土日祝(3/2,3,9,10,16,17,20,23,24,30,31) 
【開場時間】13:00-18:00

企画:図師雅人

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Spark:001

「アーティスト」と「エンジニア」の出会いから生まれる新たな可能性を探るSparksの第一回ワークショップ”Spark:001″がfloatで行われます。
エンジニアとアーティストによる対話式ワークショップを行ないます。

2013/2/25(月)19:00-21:00
※今回は参加申し込みを締め切りました。

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曳舟湯怪ワークショップ みんなで「湯怪」をつくろう!

墨田区で行われているアートプロジェクト「墨東まち見世2012」100日プロジェクト(http://machimise.net/100.html)で
11月4日から26日の間、墨東エリア14か所の銭湯で行われた展示「曳舟湯怪」。
12月22日(土)と23日(日)に銭湯の妖怪「湯怪」をアーティストの新里碧さん(作家ウェブサイト:▼BEKKEN)と一緒に作るワークショップをfloatで行います。
素材は墨田区の銭湯、曳舟湯に使われていたタイルや木などを使います。初心者やお子様でも楽しめるワークショップです。
つくった「湯怪」はみなさんのお家のお風呂に連れて帰りましょう!

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アートプロジェクト総選挙2012

12月16日(日)に阿部和璧さんの企画したイベント「アートプロジェクト総選挙2012」がfloatで行われます。

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float:NINJA人形忍者映画撮影の会

11/12(月)から11/18(日)にかけてワッヘンフィルムスタジオ(http://waffen.jp/)の新作映画の公開撮影がfloatで行なわれます。
ワッヘンフィルムスタジオの過去作品もfloatで紹介、11/17(土),11/18(日)にはエキストラ人形撮影も行なわれます。
みなさんふるってご参加くださいませ。

今回の企画は墨田区で行なわれている地域アートプロジェクト、墨東まち見世2012(http://machimise.net/)のネットワークプロジェクト参加企画です。墨田区周辺で行なわれている様々なイベントも合わせてお楽しみください。

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第六回すみだ青空市”ヤッチャバ” float:yasai02 | HABON | YacchibiSalon | SanchokuDJ

6月23日(土),6月24日(日)にすみだ青空市ヤッチャバ(http://yacchaba.info/)が開かれます。floatも拠点の一つとして再び参加することになりました。24日には、みんなで本を持ち寄り紹介し合う読書会”HABON”や農家の方や地元の方を交えて野菜中心のバーベキュー”ヤッちびサロン”を行ないます。

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アートプロジェクトの記憶と記録と発信に関する対話

6/16(土)にAAFの分科会としてfloatでイベントが行なわれます。
宮城県女川町で活動する対話工房は「日常を失ってしまった人々に表現と対話の場を共に作り出す」ことを目標に建築家・アーティスト・メディアクリエーターそして地元のメンバーで結成されました。キャンピングカー”ペガサス号”とともに今回は都内周辺でいくつかのイベントを行なう予定です。floatでは何名かのアートプロデューサーやアーティスト、参加者による対話の会を行ないます。みなさまお誘い合わせの上是非お越しくださいませ。

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第五回すみだ青空市”ヤッチャバ” float:yasai/live/performance/cafe

5月26日(土)27日(日)の第五回すみだ青空市”ヤッチャバ”(http://yacchaba.info/)では墨田区の18カ所の場所で農産物の直売が行なわれます。
5月26日(土)はfloatも直売所の一つとして佐賀県太良町のザックザックさんの野菜,柑橘ジュースや塩麹,ジャムなどの農産物の販売を行ないます。また野菜の販売に合わせて、floatではライブやパフォーマンス,カフェを開催します。
町の中で広く展開するヤッチャバと合わせてお楽しみください。

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「墨東まち見世2012」説明会&準備会 ・ 「たみ キックオフ記念パーティin 東京」の2次会

5月21日(月)にfloatで「墨東まち見世2012」説明会&準備会と「たみ キックオフ記念パーティin 東京」の2次会が行われます。

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floatについて

様々な出来事が漂着(float)する場所。

floatは東京都墨田区にあるプレス工場を改装したシェアアトリエ兼イベントスペースです。

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